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| どうして日本は国家観も軍事の知識もないリーダーを持ってしまったのかと考えていたところ、山口昌子産経パリ支局長から電話をもらいました。山口さんは新聞記者時代の同僚であり、先ごろ2010年フランス国家功労賞オフィシエ章をもらいました。
「ドゴールのいるフランス」(河出書房新社、定価1,995円)を出版したという知らせでしたが、副題は「危機の時代のリーダーの条件」で、まさに時宜を得たタイトルです。「日本ではドゴールは軍人であまり評価されませんが、本当に立派な指導者で、フランスを2度も救っています。今、特に、日本の読者に読んでもらいたいと思って書いたものです」
本のことはブログ「Mt.8.Blog」で紹介(http://xsvx1006409.xsrv.jp/miyazaki/mt8/wp-trackback.php?p=771)しました。
山口昌子さんによると今週号の週刊誌「ル・ポワン」はドゴール将軍が表紙だとか。第二次大戦中の1940年6月18日にドゴールが亡命先のロンドンのBBCスタジオから対独レジスタンスの「呼びかけ」の放送を行ってから今年で70周年。サルコジ大統領は来週、ロンドンに行って70周年記念式典に参加するそうです。軽いリーダーばかりの日本から見ると本当にうらやましい。 |